定例勉強会(ハラスメント対策協会)9月
ハラスメント対策協会の定例勉強会がありました。勉強した内容も一部報告していきたいと思います。
~同意なき性的指向暴露“アウティング”巡り 労災認定~
都内の保険代理店に勤めていた20代の男性が職場で同意なく性的指向を暴露される「アウティング」を受けたあと、精神疾患を発症したことについて労働基準監督署から労災として認定されていたことがわかりました。支援団体はアウティングをめぐって労災認定されたのは全国で初めてではないかとしています。
内容については記事をご確認頂き、今回はアウティングについて説明したいと思います。
アウティングとは、「本人が望まないのに、第三者が性的指向や性自認を暴露すること」で、SOGIハラの一つです。個人の性的指向・性自認に関する情報は機微な個人情報と解されるため、パワハラ防止指針では、個人が性的指向・性自認に関する情報をオープンにしていない場合に、本人の了承を得ずに当該情報を第三者に暴露すること(無断開示)を、個の侵害としてパワハラに該当し得るとしています。
パワハラ防止指針においてアウティングを含むSOGIハラがパワハラに該当することが示されており、そして、事業主にはパワハラを防止する措置義務が課されています。
第三者が悪意はないのに言ってしまったことがハラスメントになる恐れがあります。ハラスメントに関しては十分注意していきましょう。